フラット35は最長35年の全期間固定金利ローンですが、フラット50は借入期間を最長で50年にすることができます。金利は高くなってしまいますが、借入可能額を大きくすることができます。「その年収では、そこまで借りられません」と断られた方でもフラット50なら可能性があるのでチェックしてみてもよいでしょう。

フラット50とフラット35の比較

フラット50の特徴を、フラット35と比較してまとめると以下のようになります。
1.返済期間を最長50年にできる(79歳-年齢というのはフラット35と同じで、逆にいえば、利用できる年齢は44歳までとなる)。
2.金利はフラット50の方が高い。
3.返済期間が長くなる分、借入可能額が大きくなる。
4.認定長期優良住宅にする必要がある。

3000万円を借りた場合の毎月返済額、総返済額を比較すると下表のようになります。金利は高くなりますが、返済年数が延びる分毎月返済額は大きく減らせます(一方、総返済額は増えてしまいます)。なお実際にはフラット35Sが使えますがここでは考慮していません。

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※金利は2020年11月のもの

年収400万円で25歳の人(返済期間50年にできる人)が借りられる金額は下表のようになります。返済期間が長くなる分、金利が高くなってしまっても、借入可能額は大きくすることができます

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※金利は2020年11月のもの

認定長期優良住宅にする必要がある、というのもポイントの1つ。普段、長期優良を建てていない工務店さんにとってはハードルになる可能性もあります。一般的には工事価格の差は150万円ほどなのでそのあたりを説明してチャレンジしてもらうとよいでしょう。

フラット50の利用場面

年収の割に融資希望額が大きい場合はフラット50がはまる可能性があります。上の例で見たように年収400万円でもフラット50であれば4900万円、つまり年収の10倍以上借りられることになります。

また最近では地銀の中には返済期間を35年以上にできる商品を出してくるところもあります。その比較対象としてフラット50を考えてみてもよいでしょう。フラット35を専門に扱うモーゲージバンクはたくさんありますが、フラット50を提供しているモーゲージバンクは少ないので、フラット50に興味がある人は住宅ローンの専門家などに相談してみるとよいでしょう。

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