新生銀行ステップダウン型のメリット、デメリット(2022年最新情報)

新生銀行にはステップダウン型金利という住宅ローンがあり、このコラムでも何回か記事として取り上げました。ステップダウン型は一定期間ごとに金利が低くなっていくという特徴がありますが、融資実行時点で返済完了までの金利が確定する全期間固定金利の一種です。そのため金利上昇リスクがないというメリットがあります。今回は新生銀行ステップダウン型金利のメリットと最新情報を、フラット35Sと比較することで検証していきます。

2022年の金利上昇で、新生銀行ステップダウン型はメリットが大きく

2020年の11月に新生銀行のステップダウン型金利について解説記事を書きました。それから約2年が経ちましたが、この間に世界的にインフレ→金利上昇が起きました。日本でも長期金利は上昇を見せ、住宅ローンでも全期間固定や10年固定、20年固定など長期固定系の金利が上昇しました。

一方、この約2年の間に、新生銀行のステップダウン型については、金利上昇はあったものの、他の銀行のライバル商品(全期間固定等)に比べるとその金利上昇幅は小さかった、という特徴が見られます。そのため、最近では新生銀行のステップダウン型の存在価値が高まっています。

新生銀行ステップダウン型金利のメリットとは

新生銀行のステップダウン型住宅ローンとは、一定期間ごとに少しずつ金利が下がっていくように設計された住宅ローンです。変動金利等と違い、借入時に返済終了までの金利が確定する「全期間固定金利」タイプに分類されます。つまり金利上昇リスクがないというメリットがあります。

スタート時の金利は借入期間によって変わりますが、具体的な金利は下表のようになっています(2022年9月の金利)。

たとえば借入期間35年、5,000万円で返済額がどのようになるかを計算すると次のようになります(元利均等返済)。金利は2022年9月の金利に基づいています。

新生銀行ステップダウン型とフラット35の比較

では、この新生銀行のステップダウン型金利の住宅ローンは、他の銀行と比較してメリットはあるのか。同じ、全期間固定金利の代表格フラット35と比較して検証してみることにします。フラット35では、フラット35Sという金利引き下げが受けられるものとします。フラット35Sの金利引き下げにはいくつかパターンがありますが、ここでは10年間0.25%の金利引き下げが受けられるものとします。金利は2022年9月のものを利用します。

今計算したフラット35と、先に計算した新生銀行のステップダウン型金利とを比較すると下表のようになります。ここでは「融資手数料」も合わせた金額で比較してみます。融資手数料は新生銀行ステップダウン型では165,000円、フラット35の融資手数料は金融機関によって異なりますが「融資額×2.2%」というところが多いのでその値にしました。

※金利は2022年9月の金利にて比較

細かい点ですが、新生銀行のステップダウン型金利の融資手数料は165,000円と定額で、かつ、他の銀行と比べてかなり低いというのもメリットの1つです。今回のフラット35と比べると90万円以上有利になっています。

総返済額、融資手数料などを含めて比較すると、今回の比較例だと約180万円、新生銀行ステップダウン型金利が有利という結果になりました。

このようにフラット35Sを使うより、新生銀行のステップダウン型を利用する方が、メリットが大きくなる可能性があります。金利上昇リスクのない、全期間固定金利の住宅ローンを希望する場合、新生銀行のステップダウン型は選択肢の1つに入れるとよいでしょう。

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