新生銀行住宅ローン借換キャンペーン金利(2022年)

新生銀行では、住宅ローン借換について金利、融資手数料が得になる期間限定キャンペーンを行っています。変動金利が0.350%とランキング上位に来る他、別途、融資手数料を0にするプランも用意されています。住宅ローンの借換を検討している人は新生銀行も候補の1つに加えて検討してみるとよいでしょう。

新生銀行変動金利は借換限定で0.350%

新生銀行では借換限定で変動金利を0.350%としています。変動金利では0.380%のPayPay銀行、0.375%のみずほ銀行がランキング上位に来ますがそれよりもさらに低い金利。

借入金額3,000万円、返済期間30年(元利均等返済)とした場合の返済額の違いをまとめると下表のようになります。

※金利はすべて2022年9月のもの(PayPay銀行は9月末まで0.330%のキャンペーンがある)。

新生銀行への借換では融資手数料無料のプランも

上記で説明した変動金利は0.350%で融資手数料は融資額の2.2%のプランになるプランです。新生銀行では、借換限定で、融資手数料を無料にするプランも用意されています。変動金利だと融資手数料無料になる代わりに金利は0.600%になります。

10年固定は0.95%や20年固定は1.30%で、融資手数料無料です(金利は2022年9月のもの)。

10年固定を例に、じぶん銀行、PayPay銀行と比較してみましょう。試算にあたっては11年目からは変動金利を選ぶものとし、その時の変動金利の基準金利は、2022年9月現在と同じだと仮定します。

なお、11年目に今と基準金利が同じである保証はありませんが、各銀行の基準金利は今と同じと仮定しないと銀行間の比較ができなくなるので、そのように仮定しています(あくまで比較のためだということです)。

たとえば新生銀行では固定期間終了後の金利優遇は0.9%、変動金利の基準金利は1.55%なので、11年目以降、変動金利を選ぶ場合の適用金利は0.65%になっているものと仮定します。

※じぶん銀行の固定期間終了後の金利優遇は0.8%(確定)、変動金利の基準金利は2.341%(仮定:現在と同じ)。

※PayPay銀行の固定期間終了後の金利優遇は1.4%(確定)、変動金利の基準金利は2.28%仮定:現在と同じ)。

試算にあたっては、借入期間30年とし、借入前の旧銀行での残高はちょうど3,000万円だったとします。なお、通常、借換時には借換に必要な諸費用は借入額に含めて借りることが多いため、今回は登記費用と融資手数料を上乗せした借入額にしました。

登記費用はどの銀行でも30万円で同じと仮定しました。融資手数料はじぶん銀行もPayPay銀行も「融資額×2.2%」なので66万円。10万円未満は切り捨てで60万円を借入に含めるという前提にします(そうすると融資手数料は67.98万円となるので、7.98万円分は自己資金で負担する、というイメージです)。

本当は旧銀行への繰上返済手数料や経過利息なども諸費用として必要になりますが、今回は比較という観点で無視しました。

さて、ここからが大事な点です。新生銀行の10年固定は0.950%と、じぶん銀行0.745%、PayPay銀行0.780%と比べると高く見えます。しかし11年目以降は、基準金利や金利優遇条件の違いから金利がこの2行と比べて低くなることがわかります。融資手数料が0になりその分借入額も小さくなることも合わせて、結局、上表の試算では新生銀行がじぶん銀行と比べて230万円ほど得に、PayPay銀行と比べても80万円ほど得になる結果となりました。

2022年になり世界的にインフレ→金利上昇という動きが見られ、日本でも長期金利が上昇をしています。金利上昇リスクを回避するために、今のうちにできるだけ長い期間金利を固定させようという考えのもと、最近では20年固定への借換も増えています。

20年固定で、じぶん銀行等と比較してみましょう。

※新生銀行の固定期間終了後の金利優遇は0.9%(確定)、変動金利の基準金利は1.55%(仮定:現在と同じ)

※じぶん銀行の固定期間終了後の金利優遇は0.8%(確定)、変動金利の基準金利は2.341%(仮定:現在と同じ)。

※PayPay銀行の固定期間終了後の金利優遇は1.4%(確定)、変動金利の基準金利は2.28%仮定:現在と同じ)。

当初の金利はじぶん銀行の方が低いですが、21年目以降の金利の違い(金利優遇条件と基準金利の違い)や借入額の違い(融資手数料の違い)から、新生銀行の方が有利になります。

まとめ

今回は新生銀行の借換限定キャンペーンについて検証してきました。借換に当たっては、10年固定や20年固定の場合、見た目の金利が低くても、固定期間終了後の金利優遇がどうなるかが大事になってくることがわかります。また融資手数料の違いも大きく影響してくるため、新生銀行の融資手数料無料というのは大きな味方になるでしょう。

諸費用を含めて借換でどれくらい得になるのか、どの銀行が得になるのかは、世の中のランキングサイトでは見つけることができません。特に10年固定などでは、金利優遇条件等の違いで見た目の金利でのランキングとトータルコストで見たランキングでは大きくズレが生じます。自分では計算も大変なので、我々のような住宅ローンの専門家に相談してみるのもよいでしょう。

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