住信SBIのフラット35保証型とARUHIスーパーフラットの比較

ARUHI(アルヒ)スーパーフラットと住信SBIフラットを比較するとどちらが得なのか。2022年10月時点の比較ではARUHIスーパーフラットの方がメリットは大きくなっています。今回はアルヒと住信SBIのフラット35を比較しメリット、デメリットをまとめます。

※本記事を最初に書いたのは住信SBIからフラット35保証型商品が発売された2019年。当時は住信SBIのフラット35保証型の方がメリットが大きかったのですが、それから3年近く経ちましたので、2022年10月時点の最新情報を基に大幅に内容を修正しました。

住信SBIのフラット35保証型とARUHIスーパーフラットの金利比較

住信SBIのフラット35とアルヒのスーパーフラットの金利を比較して、自己資金別にまとめると次のようになります。

自己資金アルヒスーパーフラット
の商品
アルヒスーパーフラット
の金利
住信SBIフラット35
の商品
住信SBIフラット35
の金利
1割スーパーフラット91.430%90%以下タイプ1.480%
1.5割スーパーフラット8.51.400%90%以下タイプ1.480%
2割スーパーフラット81.350%80%以下タイプ1.380%
2.5割スーパーフラット7.51.340%80%以下タイプ1.380%
3割スーパーフラット71.330%80%以下タイプ1.380%
3.5割スーパーフラット6.51.320%80%以下タイプ1.380%
4割スーパーフラット61.310%80%以下タイプ1.380%
5割スーパーフラット51.270%80%以下タイプ1.380%
アルヒスーパーフラットと住信SBIフラットの金利比較(2022年10月)

アルヒ(ARUHI)スーパーフラットと、住信SBIのフラット35保証型を比較すると、2022年10月現在、自己資金の割合に関わらず、アルヒ(ARUHI)スーパーフラットの方が有利となっています。

たとえば自己資金2割の場合での返済額の具体例を考えます(フラット35Sの金利引き下げについては比較のため考えないことにします)。借入期間35年、5,000万円を借りる場合、住信SBIフラットの場合、金利1.38%なので毎月返済額150,170円、アルヒ(ARUHI)の場合、スーパーフラット8が使えるので金利1.35%、毎月返済額は149,444円となります(いずれも元利均等返済とする)。

35年間の総返済額は住信SBIだと6,307万円、アルヒ6,277万円となりました。なお融資手数料はアルヒも住信SBIも融資額の2.2%と変わらないため比較対象からは外しました。

ARUHIスーパーフラットと住信SBIフラットの比較

このようにアルヒ(ARUHI)スーパーフラットと住信SBIのフラット35の比較では、アルヒの方にメリットがある可能性が高いと言えます。





なお、金利はいずれも2022年10月のものなので、最新の金利をご確認の上、比較、検討していただけますと幸いです。

住信SBIとARUHIスーパーフラット、借り換えで得なのはどちら?

ARUHIスーパーフラットも住信SBIフラットも、借り換えで利用することができます。住信SBIネット銀行フラット保証型の借り換え金利は1.48%、ARUHIは1.43%。借り換えでも、住信SBIと比較して、アルヒスーパーフラットの方がメリットは大きいと言えます。

フラット35保証型とは?

ここからは、そもそもフラット35保証型とは何かについて解説しておきます。

フラット35という商品には大きく2つの種類があります。1つは「買取型」、もう1つは「保証型」という商品。多くの金融機関で扱われているフラット35は「買取型」となります。ARUHIスーパーフラット、住信SBIフラットは「保証型」になります。

一般的なフラット35である「買取型」の場合、住宅金融支援機構が各銀行から住宅ローン債権を買い取ります。一方ARUHIスーパーフラットや住信SBIフラット35は「保証型」で、これはそれぞれの会社が独自で作ったローンというイメージです。フラット35「保証型」では各金融機関が提供する住宅ローンについて利用者が返済できなくなった場合は、各金融機関に対して住宅金融支援機構が保険金(=ローンの残高)を払う、という仕組みになっています(保険金支払後は、住宅金融支援機構が住宅ローン債権を取得)。フラット35「保証型」はARUHI(アルヒ)や住信SBI、セゾンなど、ごく少数の金融機関しか扱っていません。

一般的なフラット35である「買取型」は最低金利が決められています。2022年10月であれば1.48%(借入期間21年~35年で、借入比率90%以内の場合)というのが最低金利になります。フラット35買取型を扱う場合、この金利以下にすることはできません。しかし、フラット35保証型であれば自社のローンなのでこの最低金利にとらわれることなく金利を自由に設定できます。

上の表で見たようにARUHIも住信SBIも自己資金が一定以上ある人には保証型を使えるようにし、フラット35の金利を低くしているのです(セゾンのフラット35も同じ仕組み)です。逆にいえば、自己資金が1割未満の人であれば、ARUHIや住信SBIを使う場合であっても、買取型を利用することになります。

結局、ARUHIと住信SBIフラットはどちらがよいのか?

ARUHI(アルヒ)スーパーフラットと住信SBIフラットを比較して得なのはどちらか、については毎月の金利を確認しなければなりませんが、2022年10月時点の比較ではARUHIスーパーフラットの方が得になります。






事前審査(仮審査)は1社しか受けてはダメということはなく、複数の金融機関に申し込んで構いません(私がコンサルをする場合、事前審査も本審査も複数受けるのが普通です)。全期間固定のフラット35を検討している人は、まずはARUHIの事前審査を受けてみるのもよいでしょう。


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