住宅ローンには変動金利、全期間固定金利、5年固定金利、10年固定金利といった種類があります(その他にも例えば3年固定金利、7年固定金利、20年固定金利、30年固定金利等もあります)。変動金利は今後金利が上がって毎月返済額が増えてしまう危険性がある一方、当面の金利は低いというメリットがあります。全期間固定金利は当面の金利は高くなってしまうというデメリットがある反面、毎月返済額は返済終了まで変わらないため金利上昇リスクがないというのがメリットです。

マイナス金利時代の今、変動、全期間固定、期間選択型どれを選ぶべきか

変動、固定、期間選択型のどの金利タイプを選ぶべきか、という相談はとても多く、住宅ローンに関して多くの皆さんが悩まれている点です。マイナス金利導入後の今、住宅ローンを組む人の3割前後は変動金利タイプを選ぶというデータがあります。昔は5割以上の人が変動金利を選んでいたのでそれに比べるとだいぶ減りました。その理由としてはマイナス金利導入後、変動金利の金利があまり下がらなかった一方で全期間固定金利は大きく下がり、その結果全期間固定金利と変動金利の金利差が小さくなった、ということが挙げられます。

2011年1月時点でのフラット35の金利は2.41%(最低金利)、一方大手都市銀行の変動金利は1.275%でその差は1.135%あります。2014年1月時点でもフラット35の金利1.80%に対し、大手都市銀行の変動金利は0.775%と差は1%以上あります。しかし2016年11月時点ではフラット35は1.03%に対し、変動金利は0.625%と差は0.4%しかありません。変動金利タイプのメリットは全期間固定金利等に比べて金利が低いということですが、かつてほど金利が低いとは言えなくなっているのです。つまり、2016年11月現在、住宅ローンの金利の中では、全期間固定金利を選ぶことが合理的になってきているとは言えます。

金利種類の選択、本来の考え方

なお、変動、固定、期間選択型のどの金利タイプを選ぶべきかについては、本来はそれぞれの家計の状況によって判断すべきです。金利が上昇し返済額が増えてしまうリスクが取れるかどうか、を家計やライフプランの状況から判断していく必要があるのです。

例えば今、妻は働いていないが、子どもが小学校に入学したら仕事を再開する予定である、というような場合、将来金利が上がって返済額が増えたとしても家計への影響は小さいかもしれません。そのような場合には変動金利タイプや5年固定、10年固定等で目先の金利の低さを享受するという選択も合理的になります。他には近い将来発生するだろう相続でまとまったお金が入ってくる予定である、元々共働きで収入が多い、貯蓄がたくさんある、といったようなケースでは変動金利や5年固定、10年固定タイプを選択してよいかもしれません。

一方、家計の収支に余裕がないケース、今後教育費の負担が重くなってくるようなケースでは全期間固定金利を選ぶべきです。住宅ローン相談を多く対応した経験から言うと、多くの家庭ではこのケースに当たり増す。つまり、多くの場合住宅ローンは全期間固定金利を選ぶのが望ましいのです。上で見たように、マイナス金利導入後特に全期間固定金利の金利が大きく下がったこともあり、まずは全期間固定金利を第一に考えるのが無難であると言えます。

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