2018年2月にみずほ銀行の住宅ローンに「自然災害支援ローン」が誕生しました。2つの補償を選ぶことができます。1つ目の補償は、金利を0.1%上乗せすると自然災害の被害にあった時「最長2年間分の毎月返済額を払い戻す」もの(約定返済プラン)、2つ目は、金利を0.3%上乗せすると、自然災害の被害にあった時に「建物の住宅ローン残高を1/2にしてくれる」もの(残高補償プラン)、です。

約定返済プラン(金利0.1%上乗せするタイプ)

金利を0.1%上乗せするタイプでは、自然災害にあった場合、最長24回(2年)、毎月の返済額を払い戻します。「返済を免除する」ではなく「払い戻す」という点には注意が必要です。ローンの返済は毎月行い、後で払い戻す、ということです。最長24回分の補償が受けられますが、自宅の被害の程度に応じて、その回数は異なります。24回というのは「全壊」(全焼、全流失)の場合。大規模半壊だと12回が最長、半壊(半焼)だと6回が最長です。

残高補償プラン(金利0.3%上乗せするタイプ)

金利を0.3%上乗せするタイプでは、地震、津波、噴火で「全壊」の認定を受けた場合に、罹災日時点の建物ローン残高の50%相当額の債務を消滅させるという補償がついています。「建物資金用の住宅ローン」のみが対象となる点には注意が必要です。

金利を上乗せした場合の返済額の違い

3,000万円を金利1.5%、35年の元利均等返済とすると、0.1%、0.3%の金利を上乗せすることで以下のように返済額が変わります。

 

金利 毎月返済額 総返済額
通常 1.5% 91,855円 3,858万円
約定返済プラン(0.1%上乗せ) 1.6% 93,331円(+1,476円) 3,920万円(+62万円)
残高補償プラン(0.3%上乗せ) 1.8% 96,327円(+4,472円) 4,046万円(+188万円)

補償をつけるべきかどうかは、このように具体的な金額に置き換えて返済額を把握し判断するとよいでしょう。

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